今まで沢山の樹を手入れする機会を頂きその都度写真を撮り溜めてきました
一部はヤフーさんのブログでご紹介させて頂きましたが、ご承知のようにヤフーさんがブログから撤退してしまわれたので
保存していた記事の中から皆さんに興味を持ってもらえそうなものを選んで再掲載してみようと思います
ご意見やご感想等ございましたらコメント欄に投稿していただけると励みになります
どうぞ宜しくお願い致します
野梅の改作(2017年6月24日)
ではこのコーナーで最初にご覧いただくのは野梅の古木の改作です
この作業のポイントは折れやすい梅の枝をどれだけ曲げられるかというところでしょう
では始まり始まり~
作業前
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/d9/d4/j/o0768102414584712406.jpg?caw=800)
正面 樹高115㎝
ご覧の通り迫力のあるサバが見どころの古木です。
作落ちして枝枯れしていましたがやっと元気が出てきました。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/fd/3f/j/o0768102414584712416.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/76/0f/j/o0768102414584712422.jpg?caw=800)
右側面
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/9a/6f/j/o0768102414584712429.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/15/d2/j/o0768102414584712436.jpg?caw=800)
裏面
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/a1/11/j/o0768102414584712442.jpg?caw=800)
では作業開始です
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/ac/f6/j/o0480064014584712450.jpg?caw=800)
古色感のある大きなサバが魅力ですがそこから伸びる幹は動きが少なく単調です
急に細くなっていて枝も上部にしかないので迫力のある立ち上がりとのバランスがよくありません
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/24/2a/j/o0480064014584712457.jpg?caw=800)
幹の細い空間をカバーするため枝を下げましょう。
今はかなり元気が出てきましたがかなりガレていたため
枝は硬くて簡単に折れてしまうのでラフィアでしっかり
養生して時間をかけて曲げていきます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/57/77/j/o0480064014584712465.jpg?caw=800)
斜め上に立ち上がっている左の枝も下げバランスをとりしましょう。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/dc/7e/j/o0480064014584712471.jpg?caw=800)
鉄筋とてこで徐々に絞り込んでいきます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/dc/41/j/o0480064014584712476.jpg?caw=800)
かなり下がってきましたね
少し休ませてもう一頑張りします
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/38/85/j/o0480064014584712484.jpg?caw=800)
これが今の限界ぎりぎりですね
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/80/51/j/o0480064014584712488.jpg?caw=800)
上部の不要な枝を整理し整えていきます
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/8a/48/j/o0480064014584712497.jpg?caw=800)
整枝完了です
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/b2/e9/j/o0480064014584712503.jpg?caw=800)
サバの裏側に鋸で切った痕があったので部分的に彫刻し
石灰硫黄合剤でお化粧しました。
作業後
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/e3/0b/j/o0480064014584712509.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/51/f6/j/o0480064014584712519.jpg?caw=800)
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/bf/79/j/o0480064014584712525.jpg?caw=800)
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/a4/88/j/o0480064014584712536.jpg?caw=800)
整姿後 裏面
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/6a/9b/j/o0480064014584712542.jpg?caw=800)
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190911/21/shin0288/49/da/j/o0480064014584712550.jpg?caw=800)
仕上がり 正面
樹高65㎝ 鉢寸法37×37×21.5㎝
次回は一年後の手入れをご紹介します
この樹は懇意にして頂いている業者さんの依頼で整姿したもので
枝枯れ等の傷みがないことを確かめたのち配達しました
いつもは整姿した樹はすぐに販売されるのですが気に入っていただけたようで
もう一作させたいとのことでした
そのお言葉通り翌年の4月に再会することになります
次回のブログではその時の姿をご紹介いたします
ではお楽しみに~
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